旅に出たい気持ちのまま(18)

2016年08月08日 22:30

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ショットバーで。
カウンターで隣になった初老の男性に話し掛けられた。
旅をしていることを話すと、人は温かくしてくれるものだ。
本当に愛しているのだろう。奥さんを亡くしてからクリスチャンになったのだという。
サラリーマンの鉄則は、「上司の悪口を決して口に出さないこと」。
それまでの人生の積み重ねで語る言葉に、無視できない重みを感じた。
つい飲み過ぎて、市内電車の終電を逃し、急ぎタクシーで松山駅へ。
走り込んだホームには、赤の機関車と青の客車が停まっていた。
次の地へ向かう躍動感、期待。
───そう、それは、僕が思うがままに旅していた頃。


2000/8 松山駅 JR予讃線8122快速ムーンライト松山京都行(DE10形)


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コメント

  1. 風旅記→コレ1989様へ | URL | O7xVy9HA

    おはようございます。
    コメントありがとうございました。
    頂戴しましたコメントを拝見しまして、ふと思ったのですが、一度の旅で撮る写真の枚数が今は圧倒的に多くなりましたね。
    撮影の腕は上達していませんので、今も昔も「気持ちのままの記録」でしかないのですが、この四国の旅をした頃はまだフィルムで、1コマずつをケチって撮っていました。旅に出た後の現像・プリント代も出費を気にしていたのを思い出します。
    比べて今は、一眼レフでもデジタルを使うようになり、旅の過程でも好きなだけシャッターを押しています。撮影枚数も桁違いに増えました。
    一概に良し悪しで語るものでもありませんが、今の方が撮り方が散漫になって、自分の目で風景を見ていないのかもしれません。このときの四国の旅も、今ならばもっと撮っておきたかった風景がたくさんあったのですが、それらは私の記憶の中だけに収まっています。そして、それで良いのではないか、とも思うのです。
    ご記載頂きました通りに、大垣夜行からの乗り継ぎの普通列車は混雑して、たいして眠れていない身には苦痛でした。米原からの新快速はそのぶん快適でよく眠りました(旅の大きな荷物は、京都・大阪・神戸の混雑の中では迷惑をかけたことと思います)。マリンライナーも混んでいましたし、土讃線は長かった…予土線の風景は必ず再訪したいと思わせるものでした。
    こんな、リアルな旅の感覚を読み取って頂けたことが嬉しく、また、それは写真で羅列していくことだけが伝える方法ではないのだと感じさせて頂きました。
    嬉しいコメント、ありがとうございました。
    今後とも、宜しくお願い致します。

  2. コレ1989 | URL | F1FmppyE

    こんばんは

    楽しく拝見させて頂きました。

    日本3島の九州、北海道に比べて少しマイナーなイメージが四国にはありましたが、実際に訪れると山間の雄大な風景や静かな清流、素朴な集落など心が落ち着くような魅力に溢れていた記憶があります。

    大垣夜行から乗り継ぐ普通電車の混雑、新快速の快適さ、田園、都会、海岸沿いに変わっていく風景にこの頃に襲われる眠気(笑)、マリンライナーの想像以上の混雑、ムーンライト松山の出発時の客車の衝撃など、いろいろな記憶がざわざわと蘇りました。

    素敵な記事、ありがとうございました。今後も楽しみにしています。

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