古豪走る(1)

2015年10月01日 12:14

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駅にいたのは、時の流れをもはや忘れてしまいそうな、古い気動車。
その飾り気のないデザイン。


2006/10 南小谷駅 JR大糸線429D糸魚川行(キハ52形)


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古豪走る(2)

2015年10月01日 12:14

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日本国有鉄道、新潟鉄工所、昭和。
その全てが失われて久しい。


2006/10 南小谷駅 JR大糸線429D糸魚川行(キハ52形)


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古豪走る(3)

2015年10月02日 12:15

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40年間走り続けた車体は、国鉄時代を懐かしむように、朱色を纏う。
均整のとれた窓の並び、ガラスの向こうの緑。


2006/10 南小谷駅 JR大糸線429D糸魚川行(キハ52形)


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古豪走る(4)

2015年10月02日 12:15

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発車の時刻が近付いてきた。
ガラガラと音を立てるエンジン。
今から、鉄道の旅が始まる。


2006/10 南小谷駅 JR大糸線429D糸魚川行(キハ52形)


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古豪走る(5)

2015年10月03日 12:20

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姫川の流れが強い。
雨が降って、茶色に濁った暴れ川。


2006/10 南小谷駅~中土駅 JR大糸線429D糸魚川行 車窓


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古豪走る(6)

2015年10月03日 12:45

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車窓に映る川の景色、そして列車が向かう山の大きさ。
古いディーゼルカーはエンジンを響かせて走っている。


2006/10 平岩駅~小滝駅 JR大糸線429D糸魚川行 車窓


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古豪走る(7)

2015年10月04日 12:45

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一歩ずつ、また一歩ずつ。
向こうの谷に少し近付いた。
鈍行列車に乗っていると、まるで仕事の毎日の積み重ねを感じるのは大袈裟だろうか。


2006/10 平岩駅~小滝駅 JR大糸線429D糸魚川行 車窓


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古豪走る(8)

2015年10月04日 12:51

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モスグリーンに塗られた運転台。
40年間変わらず、そこには前を凝視する運転士氏の姿があった。


2006/10 平岩駅~小滝駅 JR大糸線429D糸魚川行 車窓(キハ52形)


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古豪走る(9)

2015年10月05日 12:52

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鉄橋の隙間から、姫川の流れが覗いている。
川を渡れば、小滝駅に着く。


2006/10 平岩駅~小滝駅 JR大糸線429D糸魚川行 車窓(キハ52形)


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古豪走る(10)

2015年10月05日 12:54

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トイレの撤去された跡に、その小さな小窓が残っていた。
小さな絵のように、車窓を映して。


2006/10 小滝駅~根知駅 JR大糸線429D糸魚川行 車窓(キハ52形)


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古豪走る(11)

2015年10月06日 13:02

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また、雨が降り始めた。
小さな途中駅の落ち着きが、僕の心を穏やかにしてくれる。


2006/10 根知駅 JR大糸線429D糸魚川行 車窓


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古豪走る(12)

2015年10月06日 13:23

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乗客を乗せて走り続けてきた、山道の古豪の休息。


2006/10 糸魚川駅 JR大糸線滞泊列車(キハ52形)


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古豪走る(13)

2015年10月07日 13:25

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急峻な山の鉄路を走ることのできる強力な気動車として重宝された。
古強者、そんな言葉が浮かんで、また眺める。


2006/10 糸魚川駅 JR大糸線429D糸魚川行終着(キハ52形)


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古豪走る(14)

2015年10月07日 13:58

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時を忘れたかのような存在。
車庫の片隅に。


2006/10 JR北陸本線 糸魚川駅 糸魚川地域鉄道部糸魚川運転センター


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古豪走る(15)

2015年10月08日 13:59

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その気動車も、そしてレンガの車庫も転車台も。
全てが、時と共に消えていった。


2006/10 JR北陸本線 糸魚川駅 糸魚川地域鉄道部糸魚川運転センター


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古豪走る(16)

2015年10月08日 14:39

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列車が来るまでの間、静かな時間が駅に流れていた。
今となっては、全てが泡沫の夢のよう。


2006/10 JR北陸本線 糸魚川駅


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函館の街を(1)

2015年10月09日 13:27

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嬉しい気持ちのある日。
大通りに出ると、走り来た随分と古風な電車を見付けて、その姿を記憶に留める。


2012/10 深堀町停留所~柏木町停留所 函館市電湯の川線回送列車(30形)


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函館の街を(2)

2015年10月09日 13:29

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路面電車の終点は、街の中の温泉街。
ガラガラと音を立てて電車がやって来た。


2012/10 柏木町停留所~深堀町停留所 函館市電湯の川線2系統湯の川行(8000形)


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函館の街を(3)

2015年10月10日 13:40

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いくつかの停留所を過ぎて、狭まった道の真ん中に唐突な終点。
電車は間もなく、折り返していった。


2012/10 湯の川停留所 函館市電湯の川線2系統谷地頭行(8000形)


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函館の街を(4)

2015年10月10日 13:45

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自然な街並みが、いい。
市電は、生活の大切な一部として街に溶け込んでいる。


2012/10 湯の川停留所 函館市電湯の川線5系統函館どつく前行(8000形)


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函館の街を(5)

2015年10月11日 13:52

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湯倉神社の境内に上がれば、街の音も聞こえなくなる。
秋の寒さが冬へと移ろう、緑の最後の季節。


2012/10 湯の川停留所 函館市電湯の川線2系統谷地頭行(8000形)


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函館の街を(6)

2015年10月11日 13:55

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ここからショートトリップが始まる。
路面電車は、僕をこの街の観察者に変えてくれる。


2012/10 湯の川停留所 函館市電湯の川線5系統函館どつく前行(8000形)


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函館の街を(7)

2015年10月12日 14:04

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何かあったのか、元々の予定なのかは分からない。
車庫のある停留所で、前に留まっていた電車に車両交換。


2012/10 駒場車庫前停留所 函館市電湯の川線5系統函館どつく前行 車窓(710形)・回送列車(8000形)


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函館の街を(8)

2015年10月12日 14:13

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柔和と無骨を併せ持ち、実用を優先しながらも意匠も忘れていない。
昭和36年から走り続けるこの車両が、時代を今に語り継ぐ。


2012/10 杉並町停留所~五稜郭公園前停留所 函館市電湯の川線5系統函館どつく前行 車内(710形)


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函館の街を(9)

2015年10月13日 14:18

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舗装を剥がされた路面電車の線路、初めて見たかもしれない。
固められた枕木、梁で固定されたレール、そろりそろりと通り過ぎる。


2012/10 五稜郭公園前停留所~中央病院前停留所 函館市電湯の川線5系統函館どつく前行 車窓(710形)


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