近郊型電車 無機質な駅へ(3)

2013年03月01日 12:54

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国鉄時代から慣れ親しんだ近郊型電車のデザイン。
手の届くくらいの、でも遠いところへ行けそうな、旅の気持ちになってくる。

[2010/3 千葉駅 JR内房線(JR外房線)177M安房鴨川行(113系)]


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近郊型電車 無機質な駅へ(4)

2013年03月02日 13:21

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東京、房総半島、千葉東部、成田空港、あちこちからの列車が交錯する千葉駅。
新車に混じって頑張る古い近郊型電車が姿を消したのは、この翌年のことだった。

[2010/3 千葉駅 JR総武本線回送列車(113系)]


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近郊型電車 無機質な駅へ(5)

2013年03月03日 13:23

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今日ふと思い立って、この列車に乗って、ある駅を訪れようと思った。
コーヒーを飲んで駅で過ごす時間、列車の発車を待つ時間。

[2010/3 千葉駅 JR総武本線1537M鹿島神宮行(113系)]


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近郊型電車 無機質な駅へ(6)

2013年03月04日 14:11

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千葉の郊外を抜け、景色が長閑になってゆく。
線路がコンクリートで固められた無人駅。少しの違和感。

[2010/3 久住駅 JR成田線1537M鹿島神宮行 車窓(113系)]


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近郊型電車 無機質な駅へ(7)

2013年03月05日 14:40

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水を旅する車窓。
利根川は、平らな景色の中に一体になってさらに広がってゆく。

[2010/3 香取駅~十二橋駅 JR鹿島線1537M鹿島神宮行 車窓]


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近郊型電車 無機質な駅へ(8)

2013年03月06日 14:42

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列車はこの駅に着いた。
近郊型電車は、歴史あるカラーを纏い、身綺麗な印象で。

[2010/3 十二橋駅 JR鹿島線1537M鹿島神宮行(113系)]


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近郊型電車 無機質な駅へ(9)

2013年03月07日 14:44

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一直線の高架橋には、木の枕木が並んでいる。
風が吹き抜ける。

[2010/3 JR鹿島線十二橋駅]


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近郊型電車 無機質な駅へ(10)

2013年03月08日 14:46

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鉄建公団により建設され、昭和45年に開業した十二橋駅。
人工的で直線的な高架橋が、空間を貫いている。

[2010/3 JR鹿島線十二橋駅]


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近郊型電車 無機質な駅へ(11)

2013年03月09日 14:47

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無機質な駅。
昭和の高度成長を可視化したようなコンクリートの構造物は、飾り気のないまま、時を重ねている。

[2010/3 JR鹿島線十二橋駅]


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近郊型電車 無機質な駅へ(12)

2013年03月10日 14:48

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開業したときから無人駅。
小さな待合室に遊ぶ子供は、次の列車に乗るのだろうか。

[2010/3 JR鹿島線十二橋駅]


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近郊型電車 無機質な駅へ(13)

2013年03月11日 14:48

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そして近郊型電車で、この駅を離れる時。
風が吹く、雲が流れてゆく。
今でも、この日になると想うことがある。

[2010/3 十二橋駅 JR鹿島線536M佐原行(113系)]


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近郊型電車 無機質な駅へ(14)

2013年03月12日 14:51

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ある時代になるまでは、ここに鉄道を通すことはできなかっただろう。
そして、ある時代になって、自然を切り裂くような鉄路が架けられた。
今振り返ると、技術と洗練の間で揺れながらも、勢いで突き進んだ昭和の時代を象徴するかのよう。

[2010/3 十二橋駅~香取駅 JR鹿島線536M佐原行 車窓]


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近郊型電車 無機質な駅へ(15)

2013年03月13日 14:59

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行き止まりの短いホームに到着した。
ここから再び、無機質な駅に向かうのだろう。

[2010/3 佐原駅 JR鹿島線536M佐原行終着(113系)]


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近郊型電車 無機質な駅へ(16)

2013年03月14日 15:00

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コンクリートで固められた路線、それが建設された時代は、今から振り返れば既にレトロなのかもしれない。

[2010/3 佐原駅 JR鹿島線536M佐原行終着(113系)]


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近郊型電車 無機質な駅へ(17)

2013年03月15日 15:44

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ある近郊型電車の旅の終わり。
この車両は、気付けばここを走っていて、いつの間にか他の車両に置き換えられていく。
駅と列車の、旅の情景。

[2010/3 成田駅 JR成田線450M千葉行(211系)]


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闇から青へ(1)

2013年03月16日 23:16

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週末の都会は、酒と馬鹿騒ぎ。
夜の都会は、喧騒と疲れ。
列車は北を目指して、今、発車しようとしている。

[2009/3 池袋駅 JR山手貨物線8763M臨時快速ムーンライトえちご新潟行(485系)]


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闇から青へ(2)

2013年03月17日 01:04

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数少なくなった急行列車が、時代から取り残されたように走っていた。
深夜のひとときの鉄路の魅惑。

[2009/3 高崎駅 JR上越線611M急行能登金沢行(489系)]


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闇から青へ(3)

2013年03月18日 01:04

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1年後に、この急行列車は臨時列車に格下げとなった。
乗る人が少なくなったのだという。
日本を走り巡った老兵は、もう、若い旅人から振り向かれなくなってしまったのだろうか。

[2009/3 高崎駅 JR上越線611M急行能登金沢行(489系)]


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闇から青へ(4)

2013年03月19日 01:06

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夜を走る列車は、凛々しく、ヘッドライトを輝かせている。
深夜1時、闇夜の駅が、少しの間だけ旅情に包まれる。

[2009/3 高崎駅 JR上越線8763M臨時快速ムーンライトえちご新潟行(485系)]


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闇から青へ(5)

2013年03月20日 01:07

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駅に出ている遠くの地名を、眺めている。
列車は旅立ち、そして各地からやってくる。

[2009/3 JR上越線高崎駅]


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闇から青へ(6)

2013年03月21日 01:08

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出発の時間が近付いてくる。
この駅を出ると、夜行列車は山に向かい、上越国境を目指す。

[2009/3 高崎駅 JR上越線8763M臨時快速ムーンライトえちご新潟行(485系)]


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闇から青へ(7)

2013年03月22日 02:06

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車窓に雪。
真白になったホームに、明かりの消えた列車が流れてゆく。

[2009/3 水上駅 JR上越線8763M臨時快速ムーンライトえちご新潟行 車窓(107系)]

今年は早くも桜の満開が宣言された東京。
春はもう来ていて、それでも日本各地の季節の移ろいがバリエーションに富む時期。


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闇から青へ(8)

2013年03月23日 04:51

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僕にとっての白新線は、ムーンライトえちご号から降り立った新潟駅の、この列車。
ホームは、とても寒かったり、早朝の爽やかさに包まれていたり、季節と共に。

[2009/3 新潟駅 JR白新線3921M快速村上行(E127系)]


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闇から青へ(9)

2013年03月24日 05:17

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夜明け、空が深い青に透き通る。
夜行列車に揺られてきた身体は、少しけだるく、雲を眺めている。

[2009/3 新発田駅 JR羽越本線3921M快速村上行(E127系)]


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闇から青へ(10)

2013年03月25日 05:19

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春、冬。
雪の残るホーム、全てが青に染まる。

[2009/3 JR羽越本線新発田駅]


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