また、ある終着駅へ(1)

2012年04月01日 05:18

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4月だというのに、早朝の気温は0℃、まだ列車の来ない線路が、朝に光り始める。

[2010/4 JR吾妻線袋倉駅~万座・鹿沢口駅]

今日から新年度、仕事のときの気持ちも切り替えて、さっぱりフレッシュにいきたいものです。
なんて前向き過ぎる表現は、エイプリルフールかな…(笑)


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また、ある終着駅へ(2)

2012年04月02日 05:21

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昭和46年開業の高架駅、特急列車はこの駅が始発だが、線路一本にホーム一面。
駅の裏手には、高い崖が聳えている、独特の雰囲気。

[2010/4 JR吾妻線万座・鹿沢口駅]


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また、ある終着駅へ(3)

2012年04月03日 05:28

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駅前からホームを見上げると、もう一線レールを敷くことを想像していたかのような斜面がある。
この駅が造られた頃は、先の時に拡大を望むことができる時代だった。
コンクリートの壁に、1970-6の刻印。

[2010/4 JR吾妻線万座・鹿沢口駅]


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また、ある終着駅へ(4)

2012年04月04日 05:35

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山の斜面を固め、地面より高い位置に道床を築き、迫り出す山をくり貫く。
コンクリートで作られた高度成長期の鉄道の無機性。

[2010/4 JR吾妻線袋倉駅~万座・鹿沢口駅]


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また、ある終着駅へ(5)

2012年04月05日 05:43

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23‰の勾配票、吾妻線は、起伏のある山の中を走る。
自然の地形に沿うようでもあり、技術とコンクリートで自然を克服しているようでもある。

[2010/4 JR吾妻線袋倉駅~万座・鹿沢口駅]


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また、ある終着駅へ(6)

2012年04月06日 05:55

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不思議なトンネル。
運転手に終点が近いことを知らせているのだろうか、入口横に「次は大前駅」と電飾の看板がついている。

[2010/4 JR吾妻線万座・鹿沢口駅~大前駅]


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また、ある終着駅へ(7)

2012年04月07日 05:56

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朝日が眩しい。
砂利道の踏切、まだ水の張られていない小さな田圃。緩やかなカーブを描くレール。

[2010/4 JR吾妻線万座・鹿沢口駅~大前駅]


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また、ある終着駅へ(8)

2012年04月08日 06:11

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そして無人の終着駅。
小さなお地蔵さんがいる、小さな終着駅。

[2010/4 JR吾妻線大前駅]


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また、ある終着駅へ(9)

2012年04月09日 06:16

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やがて列車がやってくる。
毎日5本の普通列車を、静かに待っている。

[2010/4 JR吾妻線大前駅]


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また、ある終着駅へ(10)

2012年04月10日 07:13

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今日の始発列車が、ゆっくりと終着駅に向かう。
浅間山は堂々と雪を輝かせ、まだ薄い緑と淡い桜は春の息吹。

[2010/4 万座・鹿沢口駅~大前駅 JR吾妻線2521M大前行(115系)]


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また、ある終着駅へ(11)

2012年04月11日 07:18

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到着した今日最初の列車は、少しの間、無人の終着駅で休む。

[2010/4 大前駅 JR吾妻線526M高崎行(115系)]


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また、ある終着駅へ(12)

2012年04月12日 07:20

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駅のすぐ横には川が流れている。線路の近くまで山の木々が迫っている。
毎日5本の普通列車がやってきて、この静かな景色の中に佇んでいる。

[2010/4 大前駅 JR吾妻線526M高崎行(115系)]


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また、ある終着駅へ(13)

2012年04月13日 07:22

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朝日の爽やかさ、まだ冷たい澄んだ空気の中。
3両編成の列車に、伝統的な湘南色が似合っている。

[2010/4 大前駅 JR吾妻線526M高崎行(115系)]


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また、ある終着駅へ(14)

2012年04月14日 07:23

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列車の少し向こうで、線路は山に当たって切れている。
標高840mの高原の駅、この先へとレールが伸びることはなかった。

[2010/4 大前駅 JR吾妻線526M高崎行(115系)]


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また、ある終着駅へ(15)

2012年04月15日 07:24

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線路と同じ地面から数段の階段を上がれば、そこがホーム。
自然の中を走る列車は、無理をしない目線の高さに停まっている。

[2010/4 大前駅 JR吾妻線526M高崎行(115系)]


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また、ある終着駅へ(16)

2012年04月16日 07:26

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列車が発車していった駅には、誰もいない。
その向こうで線路が途切れる終着駅には、静かに、ただ静かに時間が流れていた。

[2010/4 JR吾妻線大前駅]


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常磐線を思う(1)

2012年04月17日 15:16

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ある日、常磐線経由で北に向かった。
その日、突然思いついて、その足で北への玄関口、上野駅に向かった。

[2005/4 上野駅 JR常磐線(JR東北本線)399Mいわき行(415系)]


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常磐線を思う(2)

2012年04月18日 15:32

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上野を出発した列車は、日暮里を過ぎると急なカーブで、単独の路へと分かれてゆく。
手狭な空間を揺れながら走る。幹線が少し貧弱に感じられる、都市の古い線路。
北千住を出ると、地下鉄からの路線と複々線になって、今度は猛スピードで走り抜く。

[2005/4 北千住駅~松戸駅 JR常磐線399Mいわき行 車窓]


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常磐線を思う(3)

2012年04月19日 17:20

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車窓を肴にビールを飲み、そしてもう一本。
うとうとうたた寝してしまう、至福の時間。
目が覚めると、列車は水戸の少し手前辺りのようだ。

[2005/4 内原駅~赤塚駅 JR常磐線399Mいわき行 車窓]


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常磐線を思う(4)

2012年04月20日 17:31

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10分少しの停車時間。
窓を開けられる列車がまだまだ多かった頃、外の空気が気持ちいい。
多くの乗客が降り、また乗り込んでくる。

[2005/4 水戸駅 JR常磐線399Mいわき行 車窓]


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常磐線を思う(5)

2012年04月21日 18:31

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ぼんやり車窓を眺めたり、うとうとしたり。
上野を出発してから3時間が過ぎていた。
日も暮れたホームに、駅名標が灯る。

[2005/4 高萩駅 JR常磐線399Mいわき行 車窓]


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常磐線を思う(6)

2012年04月22日 19:18

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いわきで、その先に向かう普通列車に乗り換える。
ボックスシートの往年の急行型車両、端正なデザインと機能性のまま、常磐線北部のローカル輸送に就いていた。

[2005/4 いわき駅 JR常磐線273M仙台行(455系)]


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常磐線を思う(7)

2012年04月23日 19:24

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夜7時半、北に向けての発車の時刻を待つ列車。行先の表示は、仙台。
春の風が静かに吹いている。

[2005/4 いわき駅 JR常磐線273M仙台行(455系)]


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常磐線を思う(8)

2012年04月24日 19:25

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ドアステップに、あつい!の文字。
冬には凍結しないように、ヒーターが入るのだろう。
些細なことに、旅の土地の四季を想像する。

[2005/4 いわき駅 JR常磐線273M仙台行(455系)]


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常磐線を思う(9)

2012年04月25日 20:06

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夜の途中駅で、ホームに降りてみる。
静かだった。
そして、1年あまり前に起きた東日本大震災は、原発を壊し、今でもこの駅を立ち入ることのできない場所にしている。

[2005/4 竜田駅 JR常磐線273M仙台行(455系)]


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