早春・中央本線(10)

2011年04月01日 15:08

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この駅は、中央本線で唯一単線なのだという。
以前はレールがあったであろう、空いたスペースを見て、ここにも新線ができる前の面影を感じる。

[2009/3 信濃川島駅 JR中央本線辰野支線163M塩尻行 車窓]


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早春・中央本線(11)

2011年04月02日 15:13

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車窓に映る駅はどこも静かで、寂しげだ。
先へとつながる鉄路は、善知鳥トンネルに向けて、角度をつけて上り坂になっている。

[2009/3 小野駅 JR中央本線辰野支線163M塩尻行 車窓]


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早春・中央本線(12)

2011年04月03日 15:32

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東と西、二つの中央本線が一つに纏まる。
片方は東京へ、もう片方は名古屋へ。
臨時の特急列車が発車していった。

[2009/3 塩尻駅 JR中央本線9064M臨時特急はまかいじ号横浜行(185系)]


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早春・中央本線(13)

2011年04月04日 15:45

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中央本線は115系のメッカだ。
爽やかなカラーに彩られた車両が、今日も信州の鉄路を走っている。

[2009/3 塩尻駅 JR中央本線834M中津川行(115系)・1543M長野行(115系)]


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早春・中央本線(14)

2011年04月05日 17:09

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国鉄時代から走る列車、伝統的なスカ色。
地味な色合いの中にも、見慣れた安心感がある。この列車に乗って、旅を続ける。

[2009/3 小淵沢駅 JR中央本線350M甲府行(115系)]


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早春・中央本線(15)

2011年04月06日 17:20

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今日という日が終わってゆく。
列車に乗って車窓を眺めている、特に変わったことが起きる訳でもない、ただ普通の一日。
そんな風に言うことができる、静かなこの時間が、いとおしい。

[2009/3 長坂駅~日野春駅 JR中央本線350M甲府行 車窓]


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早春・中央本線(16)

2011年04月07日 18:52

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列車が走り去った夜の駅は、ひっそりと静まり返っていた。
山間の駅の空気は冷え、駅名票の明かりだけが煌々と輝いている。

[2009/3 JR中央本線初狩駅]


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早春・中央本線(17)

2011年04月08日 18:53

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ホームから階段を下り駅舎に向かうと、遮断機のない構内踏切がある。
貨物列車の進入 入換作業に十分ご注意ください、と書かれた案内表示。
そう、この駅は、スイッチバックの設備が今でも残っているのだ。

[2009/3 JR中央本線初狩駅]


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早春・中央本線(18)

2011年04月09日 18:56

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戸が開け放たれた駅舎。
向こうにあるホームへの入口まで、踏切を渡ってゆく。
外には宵闇が広がっている。

[2009/3 JR中央本線初狩駅]


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早春・中央本線(19)

2011年04月10日 18:59

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特急列車は光の帯となって、一瞬で坂を走り抜けていった。
今では忘れ去られたかのようなスイッチバックの錆びたレールを渡りながら、その雄姿にシャッターを切った。

[2009/3 初狩駅 JR中央本線4080M特急あずさ30号千葉行(E257系)]


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早春・中央本線(20)

2011年04月11日 19:03

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安全のために。ペンキ手書きの看板。
列車も駅員も行き来し、活気があった頃のスイッチバックの光景を想像してみる。

[2009/3 JR中央本線初狩駅]


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早春・中央本線(21)

2011年04月12日 19:04

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次にこのスイッチバックの線路に列車が来るのは、いつだろうか。
今晩も、信号が白々と光っている。

[2009/3 JR中央本線初狩駅]


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早春・中央本線(22)

2011年04月13日 19:23

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夜の駅の車窓は、いつだって素敵だ。
東京を離れるときならその開放感に、東京へ帰るときならその安堵感に。
暖かな足元と列車の揺れに、やがて眠りに落ちてゆく。この旅路。

[2009/3 大月駅 JR中央本線562M高尾行 車窓]


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ぶらり西へ(1)

2011年04月14日 17:46

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気持ちが西に向いた夕方、急いでカメラを持って駆けつけた、東京駅。
そこには、鉄道の蓄積を誇らしげに掲げる銘盤と、歴史を象徴する蒸気機関車の動輪が輝いている。

[2008/4 JR東海道本線東京駅]


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ぶらり西へ(2)

2011年04月15日 17:50

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普通列車の車窓から見るブルートレインは、いつの時代にも特別な存在だった。
遠くへ向かうその青い車体を眺めながら、普通列車は静かに発車した。

[2008/4 東京駅 JR東海道本線865M熱海行 車窓]


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ぶらり西へ(3)

2011年04月16日 19:48

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夜の乗換え、東京から2時間、ここから先はJR東海になる。
普段見かけない列車に、西へ向かっていると実感する。

[2008/4 熱海駅 JR東海道本線469M浜松行(313系)]


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ぶらり西へ(4)

2011年04月17日 23:07

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週末の深夜、2両の列車は満員になった。
楽しい時間を乗せて、この街に余韻を残して、普通列車は旅立ってゆく。
僕はここで降りて、列車を見送る。

[2008/4 豊橋駅 JR東海道本線1147F岡崎行(313系)]


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ぶらり西へ(5)

2011年04月18日 23:13

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「駅前」という駅、ちょっとその響きが面白くて足を止めてみる。
ペデストリアンデッキの下に、綺麗に整備された停留所。
路面電車があるだけで、その街が魅力的に見えてくるのは不思議なものだ。

[2008/4 豊橋鉄道東田本線駅前駅]


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ぶらり西へ(6)

2011年04月19日 23:20

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新幹線も通る大きな駅に路面電車が寄り添う。
6路線が発着する駅も、今日一日の仕事を終えようとしている。

[2008/4 JR東海道本線豊橋駅]


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ぶらり西へ(7)

2011年04月20日 05:47

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眠い目をこすって早朝に起きだして、また駅へと向かう。
一歩外に出れば青空。路面電車は既に動き始めていて、明るい街の姿を見せている。

[2008/4 豊橋鉄道東田本線駅前駅]


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ぶらり西へ(8)

2011年04月21日 05:54

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飯田線にしか走っていない車両、119系電車。
国鉄末期に製作された、ローコストで合理化の進んだ車両の一つ。
これらの車両は、今でも日本各地のローカル線の第一線で活躍している。

[2008/4 豊橋駅 JR飯田線501M天竜峡行(119系)]


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ぶらり西へ(9)

2011年04月22日 06:48

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朝の陽射しが寝不足の目には痛い程に眩しい。
窓を開ければ、心地良い冷たさの風が吹いている。

[2008/4 大海駅 JR飯田線501M天竜峡行 車窓]


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ぶらり西へ(10)

2011年04月23日 06:53

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見事な枝垂桜が、使われなくなったホームから列車を包み込むように。
朽ちるもの、栄えるもの。

[2008/4 長篠城駅 JR飯田線501M天竜峡行 車窓]


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ぶらり西へ(11)

2011年04月24日 07:12

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列車は小刻みに停まりながら小さな駅を辿ってゆく。
川が寄り添い、山が見え、朝日が鉄路に陰影の模様を描いている。

[2008/4 三河槙原駅~柿平駅 JR飯田線501M天竜峡行 車窓]


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ぶらり西へ(12)

2011年04月25日 07:46

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山の麓の駅に、列車が行き違う。
朝の清々しさの中、学生達の若さが目映い。

[2008/4 中部天竜駅 JR飯田線501M天竜峡行 車窓]


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