雪へ(1)

2011年01月01日 23:06

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雪景色を見たくて、北へと旅立つことにした。
すると、いつもの東京の真ん中の駅でも、雪が舞い始めたのだった。

[2004/1 JR埼京線池袋駅]

新年明けましておめでとうございます。
身近な景色の中にも、僕にとっての旅と被写体は、あちこちに。
実り多き一年となりますよう、本年もどうぞ宜しくお願い致します。


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雪へ(2)

2011年01月02日 23:10

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到着した特急列車から、乗客は足早に降りていった。
真冬の寒さの東京の駅、今日のこの列車の仕事が終わる。

[2004/1 池袋駅 JR埼京線特急成田エクスプレス46号池袋行終着(253系)]


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雪へ(3)

2011年01月03日 01:01

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深夜1時、これから共に上越線を北上する長距離ランナーが顔を揃えた。
深々と冷える駅に、L特急の出で立ちが華を添える。

[2004/1 高崎駅 JR上越線3763M快速ムーンライトえちご新潟行(485系)・611M急行能登金沢行(489系)]


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雪へ(4)

2011年01月04日 01:02

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昭和の時代をどれだけ走ってきたのだろう。
ボンネット型のデザインは、高度成長期以後の変わりゆく日本を見続けてきたのだろう。

[2004/1 高崎駅 JR上越線611M急行能登金沢行(489系)]


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雪へ(5)

2011年01月05日 02:05

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車内で見つけた何気ない案内表示の、「汽車」の一文字に視線がとまり、この車両がその頃から走っていることを実感する。

[2004/1 JR上越線3763M快速ムーンライトえちご新潟行車内(485系)]


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雪へ(6)

2011年01月06日 03:28

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夜行列車の満席の自由席、車内は明かりが落とされているが、なかなか眠れない。
車窓に目を凝らせば、雪景色。
気分転換にデッキに出てみると、窓に雪が舞い、ドアの内側まで凍りついている。

[2004/1 JR上越線3763M快速ムーンライトえちご新潟行車内(485系)]


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雪へ(7)

2011年01月07日 04:52

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夜行列車の終着、夜明け前の深々と冷えるホームに、300キロ超の旅路の疲れを癒す。

[2004/1 新潟駅 JR信越本線3763M快速ムーンライトえちご新潟行終着(485系)]


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雪へ(8)

2011年01月08日 04:53

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ムーンライトえちご号からバトンタッチを受けるのは、新しいデザインの快速列車。
始発列車は凍ったレールを走ってゆく。

[2004/1 新潟駅 JR白新線3921M快速村上行(E127系)]


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雪へ(9)

2011年01月09日 05:54

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この快速列車は、冬の暗闇を猛スピードで走り抜く。
終着の村上駅は、ホームに雪の積もる静かな駅。
ホームに降り立ち、乾いた雪を踏みしめたときのキシキシという音。

[2004/1 村上駅 JR羽越本線3921M快速村上行終着(E127系)]


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雪へ(10)

2011年01月10日 05:54

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留置線には、出発に向けて準備を行う列車が、明かりを灯し始めている。

[2004/1 村上駅 JR羽越本線夜間滞泊列車(115系)]


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雪へ(11)

2011年01月11日 05:56

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凍りついたホームに、ここから先へと向かうディーゼルカーが停まっている。
エンジンの音だけが響いている。

[2004/1 村上駅 JR羽越本線821D酒田行(キハ47形・キハ40形)]


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雪へ(12)

2011年01月12日 05:59

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これから日本海に旅する列車は、テールライトを灯して発車の時間を待っている。
気動車のエンジン音が、旅の気分を高めている。

[2004/1 村上駅 JR羽越本線821D酒田行(キハ47形)]


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雪へ(13)

2011年01月13日 05:59

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旅を終えた列車と、今から旅立つ列車。
一つのホームに顔を揃える、新世代と旧世代。

[2004/1 村上駅 JR羽越本線821D酒田行(キハ47形)・3921M快速村上行終着(E127系)]


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雪へ(14)

2011年01月14日 06:36

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暗闇が少しだけ光を伴い始める、冬の朝。
車窓に見えてきたのは、曇った空と、遥か広がる日本海だった。

[2004/1 越後寒川駅付近 JR羽越本線821D酒田行 車窓]


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雪へ(15)

2011年01月15日 06:39

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列車は日本海沿いを走る。
トンネルを抜け、海に迫り、カーブに車輪を軋ませて、その車窓をじっと見続けてしまう。

[2004/1 越後寒川駅~勝木駅 JR羽越本線821D酒田行 車窓]


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雪へ(16)

2011年01月16日 07:50

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車窓に広がる雪原、覆い被さるような厚い雲。
列車はレールのジョイント音を響かせながら、北へと向かっている。

[2004/1 鶴岡駅~藤島駅 JR羽越本線821D酒田行 車窓]


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雪へ(17)

2011年01月17日 08:57

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駅を出て歩いた朝の町は、誰も見かけず静かだった。
内陸に向けて最上川を東進する、陸羽西線の列車は、軽快な新しい車両だ。

[2004/1 余目駅 JR陸羽西線3132D新庄行(キハ110形)]


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雪へ(18)

2011年01月18日 09:15

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列車は最上川を遡りながら、山間を走る。
冬の川の景色を車窓に、快速列車はスピードを上げる。

[2004/1 猪川駅~古口駅 JR陸羽西線3132D快速最上川2号新庄行 車窓]


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雪へ(19)

2011年01月19日 09:20

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水墨画のように静かな色合いで表現される車窓。
木々の複雑な表情。川面の静寂。

[2004/1 猪川駅~古口駅 JR陸羽西線3132D快速最上川2号新庄行 車窓]


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雪へ(20)

2011年01月20日 09:21

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列車は少しずつ川面から離れてゆく。
真白な雪が広がる。

[2004/1 猪川駅~古口駅 JR陸羽西線3132D快速最上川2号新庄行 車窓]


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雪へ(21)

2011年01月21日 09:30

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風向きによって、列車が巻き上げる雪煙に車窓が霞む。
遠くの景色はぼんやりと、その輪郭だけを見せている。

[2004/1 古口駅~新庄駅 JR陸羽西線3132D快速最上川2号新庄行 車窓]


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雪へ(22)

2011年01月22日 09:31

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2両編成の列車、最後部の窓から、去りゆく鉄路を眺める。
雪が風に舞い、ガラスに触れては融けてゆく。

[2004/1 古口駅~新庄駅 JR陸羽西線3132D快速最上川2号新庄行 車窓]


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雪へ(23)

2011年01月23日 09:32

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めくるめく変わってゆく空模様。
どこまでも広がる雪景色に、また横殴りの雪が降り始めている。

[2004/1 古口駅~新庄駅 JR陸羽西線3132D快速最上川2号新庄行 車窓]


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雪へ(24)

2011年01月24日 09:35

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まるで額縁に収められた絵画のようだ。
車窓は、いつまでも見飽きることのない一枚の絵画だ。

[2004/1 古口駅~新庄駅 JR陸羽西線3132D快速最上川2号新庄行 車窓]


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雪へ(25 )

2011年01月25日 09:39

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雪を駆け抜けた列車が、凍り付いて到着した。

[2004/1 新庄駅 JR陸羽西線3132D快速最上川2号新庄行終着(キハ110形)・JR奥羽本線622M新庄行終着(701系)]


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