常総線 夏(17)

2010年08月01日 15:47

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無人の待合室から続く駅のホームは、線路と同じ地面の高さから階段で上がってゆく。
鉄路の錆が舞って、積年の色合いを醸し出す。
並木のある静かな駅。

[2010/7 関東鉄道常総線 黒子駅]


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常総線 夏(18)

2010年08月02日 16:06

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下り列車が到着した。
ブレーキの金属音を響かせて。
大樹は緩やかな風に葉を揺らしている。

[2010/7 黒子駅 関東鉄道常総線5101下館行(2400形)]


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常総線 夏(19)

2010年08月03日 16:58

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関東鉄道の最新型車両、5000形は、エンジンの音も軽やかに終着駅に到着した。
今の時代に見合った性能を持つ車両が、鉄道の未来を明るくすると信じたい。

[2010/7 水海道駅 関東鉄道常総線3122水海道行終着(5000形)]


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常総線 夏(20)

2010年08月04日 17:39

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古レールの柵が線路際に草に埋もれて。
今、列車を通しているレールと、違った形で鉄路を支えるレールと。

[2010/7 関東鉄道常総線 三妻駅~中妻駅]


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常総線 夏(21)

2010年08月05日 17:43

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車窓に、石造りの重厚な倉庫が映り、ふと駅に降りてみた。
飾り気のない、経てきた時間を表すだけの美しさ。
やがてそこに列車がやってくる。

[2010/7 三妻駅~中妻駅 関東鉄道常総線5123下館行(2200形)]


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常総線 夏(22)

2010年08月06日 17:44

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夕方になって風がぴたりとやみ、昼間の熱気がいつまでも残っている。
北関東の風景はどこまでも穏やかに、走ってゆく列車を包み込んでいる。

[2010/7 三妻駅~中妻駅 関東鉄道常総線3132水海道行(2400形)]


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常総線 夏(23)

2010年08月07日 17:57

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風が止んで、空気が同じ場所から動かない。
田圃の一本道を歩いていると、快速列車がスピードを上げて走ってきた。
排煙を噴き上げて、風を巻き起こして。

[2010/7 三妻駅~中妻駅 関東鉄道常総線7134快速守谷行(2400形)]


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常総線 夏(24)

2010年08月08日 18:11

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稲の高さに目線を合わせてみる。
列車はまるで、緑の絨毯の中を滑ってゆくかのように走っていった。
広角の視野の心地良さ。

[2010/7 三妻駅~中妻駅 関東鉄道常総線2138守谷行(2200形)]


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常総線 夏(25)

2010年08月09日 21:53

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常磐線の通勤型車両と顔を合わせた。
緑豊かな風景を走ってきた列車も、ここでは、首都圏近郊の路線の一つだ。

[2010/7 取手駅 関東鉄道常総線1176取手行終着(2100形)]


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常総線 夏(26)

2010年08月10日 22:06

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関東鉄道の始発駅、常磐線が東京近郊と郊外に切り替わる駅。
列車と列車の間の時間、ぱたりと通る人の姿がなくなり静かになる。

[2010/7 関東鉄道常総線 取手駅]


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無骨さ

2010年08月11日 10:27

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モスグリーンの運転台。
飾り気もなく、ただ機能性と経済性だけを追及した、ひと昔ふた昔前の無骨さ。
昭和の時代を支えてきた、その姿に、むしろ愛着を感じる。

[2006/9 JR大阪環状線(103系)]


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銚子電気鉄道 残暑(1)

2010年08月12日 12:34

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森の小道、妖精が遊びに出てきそう。
絵本とちょっと違うのは、ここに轍ではなく、鉄路がのびていることくらいだ。

[2008/9 銚子電気鉄道本銚子駅]


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銚子電気鉄道 残暑(2)

2010年08月13日 12:37

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手書きの時刻表が味わい深い。
坂を登った、近くの駄菓子屋であれもこれも買って、お菓子を頬張りながら列車を待つ待合のベンチ。

[2008/9 銚子電気鉄道本銚子駅]


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銚子電気鉄道 残暑(3)

2010年08月14日 12:42

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いつの時代から、このホームの夜を照らしているのだろう。
まるである映画のワンシーン。
今晩には、また乗客がこの街灯の灯りの下を通るのだろう。

[2008/9 銚子電気鉄道本銚子駅]


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銚子電気鉄道 残暑(4)

2010年08月15日 12:56

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古めかしい車両が、ガタンゴトンと大きく揺れながら走ってゆく。
海に近いこの駅に着いた列車は、晩夏の空の下に観光客を降ろして、がらんと空いていた。

[2008/9 犬吠駅 銚子電気鉄道外川行(800形)]


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上越線から只見線へ(1)

2010年08月16日 11:59

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2階建グリーン車が連結されている高崎線列車。
国鉄時代からのステンレス車両は、先頭車とグリーン車が連結され特異な外観になっている。

[2007/9 高崎駅 JR高崎線857M前橋行(211系)]


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上越線から只見線へ(2)

2010年08月17日 12:00

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まだ新しいと思っていた見慣れた車両も、段々と傷みを隠せなくなってきていた。
色が褪せ、次の世代の車両が増えてきても、今日もいつも通りに走っている。

[2007/9 高崎駅 JR高崎線857M前橋行(211系)]


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上越線から只見線へ(3)

2010年08月18日 13:43

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水上駅で“国境の長いトンネル”に向かう、1日5本だけの普通列車に乗る。
団体専用客車「ゆとり」が停まっていた。
山の麓の駅には特急も到着し、賑やかだ。

[2007/9 水上駅 JR上越線1739M長岡行 車窓]


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上越線から只見線へ(4)

2010年08月19日 13:59

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鉄道には、昭和の時代の大きさを感じさせる構造物がたくさんある。
新清水トンネルの中、地中深くの土合駅、下り線。
こんなにも無機質な空間。

[2007/9 土合駅 JR上越線1739M長岡行 車窓]


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上越線から只見線へ(5)

2010年08月20日 14:10

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昭和42年に完成した、13.5Kmに及ぶ長いトンネルを抜けると、空模様は変わり、低く雲が垂れ込めていた。
山の中にある、通過線を有した大きな駅。
L特急が走り抜けていた過去の栄華。

[2007/9 土樽駅 JR上越線1739M長岡行 車窓]


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上越線から只見線へ(6)

2010年08月21日 14:41

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秋分に向けて秋の気配が漂い始める季節。
残暑の中にも、稲穂は黄金色を輝かせ始めている。

[2007/9 塩沢駅~六日町駅 JR上越線1739M長岡行 車窓]


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上越線から只見線へ(7)

2010年08月22日 15:13

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魚野川に沿って走る上越線から、只見線が会津に向けて分かれてゆく駅。
3本の普通列車同士が、一つの駅で交差する。

[2007/9 小出駅 JR上越線1739M長岡行(115系)・1738M越後中里行(115系)・JR只見線434D会津若松行(キハ40形)]


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上越線から只見線へ(8)

2010年08月23日 15:17

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平屋建ての駅本屋は、大きな空の下にあった。
魚野川の対岸の市街から少し離れた、静かな午後の駅前。

[2007/9 JR上越線小出駅]


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上越線から只見線へ(9)

2010年08月24日 16:10

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そのホームから出発する列車の行先を示している。
見ていると、今、そこにいること自体が旅の一部に思えてくる。

[2007/9 JR上越線小出駅]


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上越線から只見線へ(10)

2010年08月25日 16:10

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1日5本の列車が、この駅から出発する。
早朝5時台に列車が出た後は、8時間の空白。
この時刻表を見ていると、少し寂しい気分になってくる。

[2007/9 JR只見線小出駅]


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