旅の始まり

2010年02月01日 14:56

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旅の始まりを感じさせる情景というものがある。
僕にとっては、上野駅。
改札を通り、各方面へと旅立つ列車を見ていると、今にも遠くに飛び立ってゆくような気持ちになってくる。

[2010/1 JR東北本線上野駅]


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車窓の夕暮れ

2010年02月02日 17:04

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段々と首都圏のざわついた街を抜け、普通列車を乗り継ぐと、車窓に夕焼けが広がった。
窓越しにカメラを向ける。

[2010/1 宝積寺駅~氏家駅 JR東北本線1583M黒磯行 車窓]


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東北本線 北へ

2010年02月03日 17:53

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夜の駅に静かに発車を待つ列車。
この駅から北に向かうばかりのこの列車の姿を、ぼんやり眺めている。
静かな駅の、こんな時間が好きだ。

[2010/1 黒磯駅 JR東北本線2149M仙台行(701系)]


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発車を待つ

2010年02月04日 19:28

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会津へ向かう列車が隣に停まっていた。
真っ赤な車体に、真っ白な雪を纏ったまま。
ヘッドライトが灯り、出発の時間を待っている。

[2010/1 郡山駅 JR磐越西線1215M快速あいづライナー5号会津若松行(485系)]


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途中駅

2010年02月05日 20:30




粉雪が舞い始めた。
鼻筋が痛くなるような寒さに、旅の途中駅を感じる。
この列車はもっと北へ。僕はここで別の列車へ。

[2010/1 福島駅 JR東北本線2149M仙台行(701系)]


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白くなっていく

2010年02月06日 20:39

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振り出した細雪が、段々と強くなってゆき、気付けば地面を純白に変えていた。
駅に人々が足早に入ってゆく。

[2010/1 JR東北本線福島駅]


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雪の駅

2010年02月07日 21:26

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誰もいない駅。
深深と降り積もる雪に、埋もれてしまいそうな小さな駅。
微かに足跡の残るホームに、今も雪が降り続けている。

[2010/1 赤岩駅 JR奥羽本線465M米沢行 車窓]


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時の流れ

2010年02月08日 21:34

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奥羽本線の難所、板谷峠。
往時は、電気機関車に牽引された客車列車が、スイッチバックの駅を一つ一つ辿っていた。
今ではスノージェットに覆われた簡易な駅を、2両の電車が過ぎてゆく。

[2010/1 板谷駅 JR奥羽本線465M米沢行 車窓]


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雪の模様

2010年02月09日 21:50

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乗客の少ない夜の列車。
夜の闇を走り、雪を舞い上げる。
車窓に、雪のベールが浮かんでは消え、ガラスに結晶を描き出す。

[2010/1 JR奥羽本線465M米沢行 車内]


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ラストスパート

2010年02月10日 21:53

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峠を駆け下り、終着駅に向かって走り出す。
凍った窓を開け前を見る。
降り続く雪の鉄路に、ヘッドライトが彩を添える。

[2010/1 関根駅 JR奥羽本線465M米沢行 車窓]


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灯火

2010年02月11日 22:02

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全てが無音のまま凍ってしまいそうな寒さ。
ふと振り返ると、それでもテールライトが、列車の生命であるかのように輝いていた。
雪深い山を越えてきた普通列車は、終着駅に着いた。

[2010/1 米沢駅 JR奥羽本線465M米沢行終着(719系)]


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いつの間にか

2010年02月12日 22:21

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最近、いつの間にそんなにも長い時間が経ったのか、と思うことが多くなった。
古めかしい国鉄型の列車が姿を消し、軽快な意匠の新型車両が走り始めた、と
思っていたその車両が、もう次の世代を迎えるまでになっている。

[2010/1 米沢駅 JR米坂線夜間滞泊列車(キハE120系・キハ110系)]


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最終列車

2010年02月13日 22:28

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米沢から奥羽本線下り方面、普通の最終列車は、22時32分に発車する。
この先も雪は降り続いているのだろう。
酔った顔、疲れた顔、笑う顔、様々な人を乗せて、ヘッドライトが先を照らす。

[2010/1 米沢駅 JR奥羽本線467M山形行(719系)]


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後姿

2010年02月14日 23:38

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後姿を見送るのは、どこか切ない気分。
雪降りしきる中、それは、列車であっても同じだ。

[2010/1 山形駅 JR左沢線(JR奥羽本線)1355D寒河江行(キハ101形)]


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支線の夕焼け

2010年02月15日 16:38

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涼しげなデザインの2両編成の列車だ。
薄く染まった夕焼けに、都市の哀愁を乗せているかのようだ。

[2005/1 尻手駅 JR南武線浜川崎支線浜川崎行(205系)]


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錆びてゆく

2010年02月16日 16:50

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雑然とした光景。無機質な電柱の数々。絡み合う電線。
高速道路の真横にビルが建ち、コンテナが置かれたままになっている。
そんな中に、有機的に錆び、赤茶け、草に覆われてゆく車両、レール。

[2005/1 JR南武線浜川崎支線浜川崎駅]


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走り去る

2010年02月17日 17:13

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3両編成の列車は、小さな笛の合図で、無人の駅を発車した。
貨物線が絡み合ったレールの中を、進路に迷うことなく走り去ってゆく。

[2005/1 浅野駅 JR鶴見線鶴見行(205系)]


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残照の駅

2010年02月18日 17:14

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列車の走り去った無人駅に残るのは、静寂と、信号機が放つ小さな赤光。
残照に鈍く光る、レールの銀色。

[2005/1 JR鶴見線浅野駅]


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広さと静けさ

2010年02月19日 17:23

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陽も既に暮れ、列車が来るまで暫くの時間が空いたとき。
誰もおらず、しんと静まり返ったホームは、やけに広く見えた。
冷え込んでゆく。誰かが来るのを待っている。

[2005/1 JR鶴見線浅野駅]


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一時代を築いた車両

2010年02月20日 17:25

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徐々にステンレスの綺麗な車両に置き換えられつつある、しかし都市の通勤輸送を一手に担い一時代を築いた車両。
今は、静かにここを走る。

[2005/1 浅野駅 JR鶴見線扇町行(103系)]


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ホームからの景色

2010年02月21日 17:35

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この景色が、列車から降りた途端に眼前に広がると言われたら、驚く人もいるだろう。
旅の新しい感動は、きっと身近な場所にもたくさんある。
東京から40~50分の場所にも、豊かな情景が広がっている。

[2005/1 JR鶴見線海芝浦支線海芝浦駅]


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終点

2010年02月22日 17:36

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海に面したこの駅が、終点だ。
停まった列車のすぐ先には、もうこれ以上レールが延びていないことを示す標識が光っている。
列車はまた、淡々と折り返していく。

[2005/1 海芝浦駅 JR鶴見線海芝浦支線鶴見行(205系)]


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ホームの情景

2010年02月23日 18:23

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無人の小さな木造駅舎を抜け、踏切を渡って反対側のホームに向かう。
簡素なホームに、時と共に歪んだ屋根。
そしてすぐ後ろには、運河の水面が揺らめいている。

[2005/1 JR鶴見線海芝浦支線新芝浦駅]


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水辺の駅

2010年02月24日 18:29

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水面を渡ってきた寒風は、駅名標に当たり音を立てている。
夜でも煙突から煙を吐き、明かりの灯る工業地帯を背に、水辺の駅は、列車が来るのを待っている。

[2005/1 JR鶴見線海芝浦支線新芝浦駅]


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静寂が戻る

2010年02月25日 18:31

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カーブを軋む音を立てながら走り来る列車の音が、微かに聞こえてきた。
週末の夜の工業地帯、誰も乗り降りせず、列車は足早に終点に向けて発車した。
静寂が戻る。

[2005/1 新芝浦駅 JR鶴見線海芝浦支線海芝浦行(103系)]


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