日立電鉄(23)

2013年11月19日 16:48

01398.jpg


間もなく発車時間、僕の旅も帰路に向かうとき。
駅舎から一人の乗客が入ってきた。
晩秋の暮れの寒さ、車内は暖かい。


2004/11 鮎川駅 日立電鉄常北太田行(2000形)


© 2010 風旅記(M.M.) 風旅記以外への転載はできません

日立電鉄(22)

2013年11月18日 16:47

01397.jpg


時折、常磐線の列車が轟音を立てて通り過ぎる。
また静かになったこの駅に、列車の温かな明かりが漏れている。


2004/11 鮎川駅 日立電鉄常北太田行(2000形)


© 2010 風旅記(M.M.) 風旅記以外への転載はできません

日立電鉄(21)

2013年11月18日 16:47

01396.jpg


次の列車が到着した。
数人の乗客を降ろすと、無人の列車だけがホームに残った。


2004/11 鮎川駅 日立電鉄常北太田行(2000形)


© 2010 風旅記(M.M.) 風旅記以外への転載はできません

日立電鉄(20)

2013年11月17日 16:46

01395.jpg


終点の駅のその先を見ると、細いレールは雑然とした町の中へと消えている。
この路線が日立までつながっていれば、運命は変わっていたかもしれない。


2004/11 鮎川駅 日立電鉄留置車両(2000形)


© 2010 風旅記(M.M.) 風旅記以外への転載はできません

日立電鉄(19)

2013年11月17日 16:17

01394.jpg


列車は発車していった。
桃色に染まった空の下、小さなテールライトが流れるように遠くに消えてゆく。


2004/11 鮎川駅 日立電鉄常北太田行(2000形)


© 2010 風旅記(M.M.) 風旅記以外への転載はできません

日立電鉄(18)

2013年11月16日 16:15

01393.jpg


静かな黄昏。
色褪せてしまった電車が、折り返しの出発を待っている。


2004/11 鮎川駅 日立電鉄常北太田行(2000形)


© 2010 風旅記(M.M.) 風旅記以外への転載はできません

日立電鉄(17)

2013年11月16日 16:13

01392.jpg


すぐ隣を走る常磐線の列車は、ここに駅があることを見ることもなく、猛スピードで走り抜ける。
終着駅は、海までほんの数百メートルに迫った場所にあった。


2004/11 日立電鉄 鮎川駅


© 2010 風旅記(M.M.) 風旅記以外への転載はできません

日立電鉄(16)

2013年11月15日 16:13

01391.jpg


唐突に着いた終点は、沈みかけの夕暮れ。
あの日に確かにあった鉄道の旅の、終着駅。


2004/11 日立電鉄 鮎川駅


© 2010 風旅記(M.M.) 風旅記以外への転載はできません

日立電鉄(15)

2013年11月15日 15:46

01390.jpg


列車内に廃止を知らせる告知が貼られていた。
 永年にわたり、皆様に親しまれ、
 永年のご愛顧に心から感謝とお礼を
 営業を終わらせて頂きます。
公共交通機関としての最後の灯火。


2004/11 日立電鉄鮎川行 車内(2000形)


© 2010 風旅記(M.M.) 風旅記以外への転載はできません

日立電鉄(14)

2013年11月14日 15:24

01389.jpg


無人駅に停まる。
ドアが開き、すぐに閉められて、次の駅へと向かう。


2004/11 小沢駅 日立電鉄鮎川行 車窓(2000形)


© 2010 風旅記(M.M.) 風旅記以外への転載はできません

日立電鉄(13)

2013年11月14日 15:22

01388.jpg


製造から40年以上が経った車両も、綺麗に整備されて車内は明るい。


2004/11 日立電鉄鮎川行 車内(2000形)


© 2010 風旅記(M.M.) 風旅記以外への転載はできません

日立電鉄(12)

2013年11月13日 15:21

01387.jpg


製造は昭和36年、当時の営団銀座線で活躍していた車両だ。
日立電鉄向けに改造されてからは、まだ11年しか経っていない。


2004/11 日立電鉄鮎川行 車内(2000形)


© 2010 風旅記(M.M.) 風旅記以外への転載はできません

日立電鉄(11)

2013年11月13日 15:20

01386.jpg


静かに発車を待つ列車。
一人でも多くの乗客が集まりますように。


2004/11 常北太田駅 日立電鉄鮎川行(2000形)


© 2010 風旅記(M.M.) 風旅記以外への転載はできません

日立電鉄(10)

2013年11月12日 15:19

01385.jpg


静かに橙色の日を浴びている、きっとこのまま…


2004/11 常北太田駅 日立電鉄留置車両(2000形・3000形)


© 2010 風旅記(M.M.) 風旅記以外への転載はできません

日立電鉄(9)

2013年11月12日 15:18

01384.jpg


誰かが訪ねてくることもないだろう。
この車両は、まだ車体も、台車や床下機器も、綺麗な塗装のまま。
今にも走り出しそうだと、願うような気持ちに。


2004/11 常北太田駅 日立電鉄留置車両(2000形・3000形)


© 2010 風旅記(M.M.) 風旅記以外への転載はできません

日立電鉄(8)

2013年11月11日 15:17

01383.jpg


既に使われていないホームに停まっている、使われていない車両。
ここに悲しみがあるなら、僕はそれを感じ取れている。


2004/11 常北太田駅 日立電鉄留置車両(2000形・3000形)


© 2010 風旅記(M.M.) 風旅記以外への転載はできません

日立電鉄(7)

2013年11月11日 15:16

01382.jpg


レールは深く錆び、枕木は朽ち、道床には草が生えている。
もう二度と、この路線を走ることはないのだろう。


2004/11 常北太田駅 日立電鉄留置車両(2000形・3000形)


© 2010 風旅記(M.M.) 風旅記以外への転載はできません

日立電鉄(6)

2013年11月10日 15:15

01381.jpg


2両編成の列車が到着し、折り返しの鮎川行となった。
人気のないホームに静かに停まる列車は、もう疲れてしまっているように見えた。


2004/11 常北太田駅 日立電鉄鮎川行(2000形)


© 2010 風旅記(M.M.) 風旅記以外への転載はできません

日立電鉄(5)

2013年11月10日 15:13

01380.jpg


広い構内を持つ常北太田駅。
この駅舎を、釈然としない気持ちで眺めている。


2004/11 日立電鉄 常北太田駅


© 2010 風旅記(M.M.) 風旅記以外への転載はできません

日立電鉄(4)

2013年11月09日 14:36

01379.jpg


近くの踏切から駅構内を望む。
そう遠くはなく、根こそぎこの風景がなくなってしまうと思うと。


2004/11 常北太田駅 日立電鉄留置車両(2000形・3000形)


© 2010 風旅記(M.M.) 風旅記以外への転載はできません

日立電鉄(3)

2013年11月09日 14:35

01378.jpg


カメラを片手に、日立電鉄線の常北太田駅に向かう。
そこには、既に朽ちつつある車両が留置されていた。
徐々に終焉のときが近付いている。
寂しい光景だった。


2004/11 常北太田駅 日立電鉄留置車両(2000形・3000形)


© 2010 風旅記(M.M.) 風旅記以外への転載はできません

日立電鉄(2)

2013年11月08日 14:34

01377.jpg


詳しい人や地元には既知の事実だったのだろう。
特段の理由もなく訪れた地方私鉄、廃止が決まっていたという寂しい現実だった。


2004/11 常北太田駅 日立電鉄留置車両(3000形)


© 2010 風旅記(M.M.) 風旅記以外への転載はできません

日立電鉄(1)

2013年11月08日 14:33

01376.jpg


ある秋の日、小さな駅前の食堂でお昼を取っていると、おかみさんから言われたのだった。
日立電鉄を撮りにきたのかと思って。もう終わってしまうと言ってちょくちょく来ているから、と。


2004/11 常北太田駅 日立電鉄留置車両(2000形・3000形)


© 2010 風旅記(M.M.) 風旅記以外への転載はできません